新年もとうに過ぎてしまいました。
ご挨拶が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
今年も孔子廟一同、よろしくお願いいたします。
心身共に健やかに過ごされておりますでしょうか?
先週の長崎は雪国でした。
積もりに積もりました。雪に耐性がないので、多少の雪でも新鮮に感じます。
孔子廟は雪のため3日間休館させて頂きました。
しんしん積もった雪により孔子廟は密やかな世界となりました。
雪の日の起承転
-休館前日-
館長「小林さん、明日出社しますか?」
自分「・・・え。(出社しますって言わなきゃ。)」
館長は出社するのに、自分は雪なので休ませて下さい。とはいくら私でも言えません。
自分「許されるのならば在宅勤務でやらせて下さい。(言っちゃった)」
館長「いっすよ」
と超あっさり許可して下さりました。
こういう時の館長の寛大さは突き抜けて天井知らずです。
自分(ぱあぁぁぁぁぁ)「多謝!!(ありがとうございます)」
と、休館中は在宅勤務で過ごしました。本当にすみませんでした。
3日間毎日館長とは業務連絡などを取り合っておりました。
-1日目の電話-
館長「小林さん、雪そんなに積もってませんよぉ」
自分(出社しろよって遠回しに言ってるのかな・・)
「そうなんですね、、こっちは割と積もってます(嘘)」
館長「ご安全にぃ」
結局この日は3回館長から電話がかかってきました。その内容は全て上記のやり取りでした。
在宅勤務許可したくせに本当はちょっと恨みがましく思ってるのかなぁ。
と、罪の意識を感じないこともなかったですが沈黙を貫きました。
-2日目の電話-
館長「小林さん、、めっちゃ積もってます・・・」
自分「はい・・・一面雪景色ですね(うっとり)」
館長「バイクが壊れて徒歩で孔子廟に向かってます」ザクザク(雪を踏む足音)
自分「・・・ご自宅が徒歩圏内でよかったですね(慈愛)」
ごめんなさい館長
館長「・・・そうですね」
自分「あ、館長!」
館長「はい?」
自分「雪景色の孔子廟を10枚程撮影していただけませんか」
館長「」
電話越しでも館長の息を呑む音が聞こえた気がしました。
その日館長が撮影して下さった写真がこちらです。




酷な事を目上の人間にお願いする自分は外道です。すみませんでした。
-3日目の電話-
3日目ともなると雪もだいぶ溶けていましたが、職員の安全を考慮して
休館としました。
(♭マイナーコードの音階で)
雪やこんこん、あられやこんこん、降っても降ってもすぐ溶けおちる・・・
と消えゆく雪に寂しさを馳せて独りセンチメンタルな気持ちになっておりました。
プルルル、プルルル、(着信 館長)ガチャッ
自分「お疲れさまです!館長、雪溶けましたね。ちょっと残念だけど明日から開館ですね」
館長「・・・小林さん」すんごい深刻そうな声音
自分「・・・何かあったんですか」まさか、まさか、雪の重みで霊廟が倒壊したんじゃぁ・・・。
館長「新聞配達の時バイクで滑って高所から落ちて肋骨が2本折れました」
。
自分「大雪の日にバイクに乗ったんですか・・・・・・?」
何という命知らずのニュースペーパードライバー野郎なんだ。
そんなこんなで少し元気がない館長へ応援メッセージをお待ちしております。
短いブログとなりましたが今回はこれにて終わりとさせて頂きます。
それでは、次回もよろしくお願いいたします!